院長のブログ
免疫治療24「インターフェロン治療」

酷暑日や熱帯夜が続いております。発汗で水分が失われやすいので脱水症に注意が必要です。特にご高齢の方は喉の渇きが強く感じられなくなるので熱中症にご注意ください。のどの渇きを感じなくとも、意識的に水分補給をしましょう。免疫療法の続きです。
サイトカイン療法(インターフェロン治療)
最近では、BRMとして人体由来のものを直接投与して、免疫系を賦活化させようとする試みが行なわれております。免疫細胞間のシグナルを伝達する物質であるサイトカインはインターフェロン(INF),またはインターロイキン(IL)などと呼ばれます。インターフェロンを投与して免疫系を直接刺激する免疫増強法を一般的な言い方でインターフェロン療法とも呼びます。たとえIL-2はキラーTリンパ球やNK細胞を増殖させるので、がんを認識したキラーTリンパ球が多くなればきわめて有効な治療法になると考えられます。
また、NK細胞を賦活化させれば、がんの初期段階に増殖、転移を抑えることが可能になると思われます。遺伝子組換え技術の進歩によってサイトカインを大量に手に入れることが出来るようになり、治療に使われるようになりました。INF-α、INF-γ、IL-2などは保険適応薬として一部のがんに採用されています。しかしながら、副作用が強いことなどでごく一部の癌しか適応がありません。一般的な癌に対しても現在は治験中で副作用を抑制して、早く適応が広がることが望まれます。

サイトカインは元来、それを作る細胞と隣接した細胞との間で局所的に作用するものであって、全身投与では期待された成果が得られませんでした。静脈投与によって効果を出そうとすると大量に投与しなければならず、大量のサイトカインは強い副作用を生じるという問題があります。その副作用を減らすため局所投与が必要であり、血管内治療による投与などが理想的な投与法と思われます。
京都では祇園祭、大阪では天神祭が終わり、今は夏、真っ只中の季節となりました。インターフェロン治療では発熱を伴うので熱中症対策が必要です。
夏休みを先取りする形で取らせていただいた関係でブログの更新が遅れましたことをお詫びします。
副作用でお悩みの方は、坂井CSクリニックへ 免疫治療、抗がん剤を使わない血管内治療、遺伝子治療によるがん治療


