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免疫治療5

ハロウィンも過ぎて紅葉も本格的になってきました。秋から冬への準備は日照時間が短くなることで木々も落葉の準備を始めます。日照時間の短縮は免疫も低下させ、インフルエンザなどの感染症にも罹りやすくなると言われています。免疫のお話の続きです。

 

免疫細胞同士の連絡はサイトカインという細胞間の伝達物質で行なわれます。細胞がサイトカインを体液中に分泌してそのサイトカインに接触した免疫細胞が反応して活発になります。

 

マクロファージは外敵である異物と接触することで活性化され、異物を捕捉してその異物を抗原として免疫細胞の中枢であるヘルパーTリンパ球に提示します。これを抗原提示といいます。同時にマクロファージはIL-1,IL-12やTNF-αなどの炎症性サイトカインをつくり、これらのサイトカインはTリンパ球を活性化させます。つまり、免疫細胞の活性化が連鎖反応的におこるシグナルとなるのがサイトカインです。

 

一方向にのみ連鎖反応がおこるのではなく、活性化されたTリンパ球はIFN-γを分泌してマクロファージをさらに活性化させ、逆方向に刺激を伝え、マクロファージの炎症性サイトカインをさらに多量に産生させます。この相互作用で免疫細胞は強力に活発化します。この炎症性サイトカインのいくつかが脳の発熱中枢に作用して発熱させます。

 

IL-1が発熱物質のひとつであることは知られているが、発熱中枢に作用する機序はいまだ解明されていません。このように免疫系から脳神経系への逆作用は発熱によりウィルスの活動を弱める働きをし、熱に弱いとされる癌細胞も抑制します。また、副腎皮質刺激ホルモンの分泌も刺激し、副腎皮質ホルモンによって炎症を抑えるようにも働きます。このように免疫システムと脳神経システム、内分泌システムは連携して外敵や「がん」から体を守っています。

 

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