治療症例の紹介
大腸がん
大腸がん(結腸・直腸・肛門がん)は、50歳代付近から増加し、高齢になるほど高くなります。大腸がんは男性のほうが女性の約2倍と高く、生活習慣では過体重と肥満で結腸がんリスクが高くなり、飲酒や加工肉(ベーコン、ソーセージなど)に偏った食事が大腸がんになる原因とされています。
早期の段階では自覚症状はほとんどなく進行すると血便、便が細くなる、残便感、腹痛、下痢と便秘の繰り返しといった症状が出てきます。貧血ではじめて大腸がんが見つかることもあります。また、血便の頻度が高く痔と勘違いして受診が遅れることもよくあります。
早期に発見できれば内視鏡的切除などにより完治が期待できますが、進行してから発見されるケースは少なくありません。
進行大腸がん
粘膜から発生した大腸がんは、腸壁の外に向かって粘膜下層、固有筋層、漿膜下層、漿膜へと徐々に深く浸潤しはじめると、それに伴って転移しやすくなり、予後が悪くなってきます。がん細胞がリンパ液や血液の流れに乗って他の場所に移動し、全身にがんが広がってしまうことになります。
治療症例1 大腸がん・肝臓転移の症例
排便困難と腸閉塞の症状で病院を受診したときに、はじめて大腸がんと診断されました。すでに肝臓に転移していて、まず重要な臓器である肝臓の免疫活性化血管内治療を優先的に行い、あわせて原発巣の大腸がんの治療もおこないました。転移した病巣である肝臓がんがほぼ消失した後で、原発巣である大腸がんの切除手術をおこないました。切除手術後にも免疫活性化血管内治療を3回行い、免疫力が十分に活性化されました。
副作用でお悩みの方は、坂井CSクリニックへ 免疫治療、抗がん剤を使わない血管内治療、遺伝子治療によるがん治療