院長のブログ
副院長のブログ・「がんがあっても元気」な日々
朝夕の冷え込みが厳しくなり、本格的な冬の訪れを実感するこのごろです。今回は、私の91歳になる母について、お話しようと思います。
母は、数年前に初期の膀胱がんを治療後、介護保険に助けていただきながら、何とか、一人暮らしをしています。それが、今年の4月ころから、咳、痰、呼吸困難がひどくなり、苦しむようになりました。左肺腺癌、両側肺内転移、がん性胸膜炎、胸水貯留という診断でした。
これまで、多くの有効例を見ていますので、迷わず、CSで治療を受けることにしました。今年の7月から、胸水を抜いて戻すCART治療を2回、胸水を抜いてPMMという薬剤を投与する胸腔内治療を1回、肺がんの病巣に対しての免疫活性化血管内治療を2回行いました。CARTだけでは、すぐ増えて1700mlを超える血性胸水でしたが、PMMによる胸腔内治療後は、増えることなく、呼吸困難もなくなりました。血管内治療後は、咳、痰もほとんどなくなり、いまさらながら、効き目を再確認しています。
在宅酸素治療器の必要もなくなり、リハビリに励む母をみることができますのは、本当にありがたいことです。
年齢や進行癌であることを考えると、完治は難しいのですが、治療により得ることができた「がんがあっても元気」な日々が、これからも続きますように、天寿を全うしてくれますように、願っています。
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