大阪本町 坂井CSクリニック

 

 

 

 

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院長のブログ

第8回・院長のブログ★

私の帯状疱疹も治まりつつありますが、原因であるからだの中の水痘ウィルスはかなり、ひと暴れしてくれました。ウィルスは感染してからだの細胞のなかで増殖して仲間を増やします。そして、隣の細胞に感染というかたちで移動して広がっていきます。すべてのウィルスが感染すると悪さをするかというと、そうではありません。おとなしく、何もからだに影響を与えず、ただそこにいるだけ、というものもあります。われわれが問題にするのは、からだにとって都合の悪いことを次々と起こしてくれるウィルスです。 では「癌治療にて使われるウィルス」はどちらのウィルスでしょうか?治療法シリーズの続きです。

 

 

治療法シリーズ 7: がん治療の『ウイルスって怖くない?』

現在、遺伝子治療として使われている5型アデノウイルスはアデノウイルスの中で最も発病性の低いものです。ウイルスベクターは、ウイルスの殻とウイルス遺伝子の一部を使い、ウイルスの病原性を発現する遺伝子を切り取り、代わりに薬となる遺伝子をはめ込みます。
そのため原則として、ウイルスベクターには病原性はありません。
野生型の5型アデノウイルスは自然界の中によく存在しているウイルスで、人体中にもよく潜んでおり、通常では発病性はありません。さらにウイルス遺伝子のE1遺伝子群を切り取った5型アデノイルスは、細胞に進入しても複製はできません。
目標以外の細胞で治療用遺伝子が働くと、細胞や器官の機能を損なったり、癌化を起こす可能性が考えられますが、p53遺伝子は「正常な遺伝子」なので、基本的には問題は生じません。 細胞は必要な遺伝子だけをそのつど利用するので、治療用遺伝子が必要とされない細胞では治療用遺伝子は働かず、問題は生じないと考えられています。

 

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