大阪本町 CSクリニック

 

 

 

 

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遺伝子治療

遺伝子治療について

がん細胞の壊れた遺伝子を修復させます。血管内治療や腹腔内治療と同時に行います。

遺伝子治療の詳細

生命の営みは遺伝子によってコントロールされ、遺伝子が傷つくと細胞の構造に異常をきたし、機能が損なわれ、病気になります。癌の発生や進行にはさまざまな遺伝子が関わり、その働きから大きく癌遺伝子(発癌遺伝子)と癌抑制遺伝子の2種類に分けられます。
CSクリニックでは遺伝子診断を行なっています。遺伝子レベルで異常を速やかに 見つけ出すことで前がん状態のリスクを特定します。
癌遺伝子検査でガンのリスク診断をおこなっているばかりでな く、新たながんの攻略法として最新治療である遺伝子治療を取り入れています。 がんの原因となっている発癌遺伝子を修復する治療のようにおもわれがちですが、 そうではありません。うまく働かないがん抑制遺伝子の代理として正常に機能する遺 伝子を導入し、細胞質内でガンを抑えるのに必要なタンパク質をつくらせる方法が現 在、世界的に見て治療可能な遺伝子治療です。
アメリカで開発され安全性が高く、実績があり製剤化されているp53がん抑制遺伝子を、血管内治療により腫瘍に直接投与します。

p53がん抑制遺伝子

p53がん抑制遺伝子は、腫瘍に直接投与する目的で開発された薬剤ですから、血管内治療により腫瘍に選択的に投与することで高い効果が期待できるのです。血管内治療による他、腫瘍に直接注入したり、一般の点滴のように静脈内に投与することもあります。

 

p53遺伝子は『血管内治療』で導入するか、または針を刺して導入するか局所療法でしか効果は期待できません。点滴で入れると病巣部に到達する前に血管壁や、正常細胞に取り込まれ、消失してしまいます。いかに上手に遺伝子を注入するかが、治療効果の分かれ目となります。点滴で静脈から投与しても、最初に到達する臓器は肺で、肺の上皮細胞にすべて付着してしまうと思われます。

 

p53遺伝子は正常細胞に存在する最も重要ながん抑制遺伝子のひとつです。正常細胞では、p53遺伝子がごく低レベルで発現していますが、発がん遺伝子が活性化したり、低酸素症、DNA損傷などで細胞に異常が起こった場合、p53遺伝子が活性化されます。p53遺伝子発現の活性化により傷ついた細胞のアポトーシスが起こります。

 

がん細胞

 

がん細胞

遺伝子治療によるがんのアポトーシス

 

遺伝子治療によるがんのアポトーシス

 

ヒト野生型p53がん抑制遺伝子は異常になった細胞を自滅死に追いやることでがんを抑えます。

 

臨床試験で、8週間の遺伝子腫瘍内注射と放射線療法の併用により、患者の64%に腫瘍の完全退縮がみとめられ、29%に部分退縮が認められています。さらに遺伝子の安全性と有効性が証明されています。

遺伝子血管内治療の流れ

1、治療室への入室準備

まず、回復室にご案内し、術衣に着替えていただきます。更衣されましたら、看護師が健康状態を確認し異常がなければ治療室に入室していただきます。

 

2、治療開始

入室後、点滴を開始し術前薬の投与を行い治療開始となります。
足の付け根に局所麻酔を施し、そこから極細管(カテーテル)を動脈に挿入、複雑に分岐した血管にカテーテルを掛け分けて患部まで到達させます。その際動脈内膜には神経分布がないため痛みはありません。

 

カテーテルから造影剤(レントゲンに映りやすくする薬)を注入し、腫瘍の栄養血管、その他の血管の状態、ガン病巣、がん転移の有無を確認します。造影剤を注入するとその部位が熱く感じますが少したてば熱感は和らぎます。これらの情報を総合的に判断し、患者さま個々に応じた最適の治療を行います。

 

3、治療薬注入

続く治療薬注入に際しては、血管造影と同時にCT撮影を行い腫瘍の断層像を撮影することにより、腫瘍内部の薬剤分布を確認しつつ治療を進めます。薬の注入時に、部位によって患部に刺激痛を感じたり嘔気がでることがありますが、各々の症状を緩和する処置を速やかに行い患者さまの負担を軽減いたしますので、医師、看護師にお声をおかけください。

 

 

4、遺伝子血管内治療直後から翌日

治療後は、カテーテル抜去後の動脈止血のため穿刺部を圧迫したまま、約3時間の安静臥床を保つ必要があります。また、安静臥床中は、点滴は持続したまま経過観察をさせていただき治療効果をより確実にする為のお薬を必要に応じて投与させていただくこともあります。止血が確認できましたら、自力歩行をしていただきますが、治療当日は安静を心がけていただき入浴もできません。翌日には歩行、食事、入浴ともに普通にしていただいてかまいません。 術後の生活でわからない点があれば、看護師、スタッフがアドバイスさせていただきます。

 

5、遺伝子血管内治療後の生活

遺伝子血管内治療後は、治療局所の病巣部に炎症が起こります。これは変性した癌細胞を免疫細胞が処理をするために集まってくる為に起こる現象です。
この時に免疫細胞はがん細胞の持っている目印を覚え、がんを攻撃できるようになります。つまり、免疫が活性化されることになります。
それに伴い色々な症状が現れてきますが、免疫が活性化されるためには避けられない過程でもあります。

 

まず、第1に発熱を致します。人によっては吐き気や嘔吐を伴う場合もあります。当然食欲も減退致します。
つぎに、病巣部が腫れるために患部に鈍痛を感じます。
以上のことは治療効果が確かに現れていることの証拠のようなものなので、日が経つに連れ改善されます。
症状が強い期間はご自宅で安静に過ごされることをお勧め致します。また、水分補給を充分にされて、体調を整えてください。

 

治療に伴う通常の症状以上の強い変化が見られた場合は、お電話でご相談ください。

 

 

 

 

 

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