治療症例の紹介:膵臓癌(すいぞうがん)
膵臓は胃の裏にありお腹の深い部分に存在します。胃や大腸と違って内視鏡で直接見ることはできません。CTやMRIでも腫瘍と正常部分との境界が不鮮明でみつけるのは困難です。造影剤を使ってもコントラストがつきにくく早期癌をみつけるのは至難の技です。
症状が出現してから・・では、がんは進行していることが多く、また膵臓癌は増大する速度も速いことが多いためがんの中でもたちの悪いがんとされています。膵臓癌は発見されても3分の2は手術ができないほど進行しています。最近はジェムザールという抗がん剤が膵臓癌に使えるようになり予後は若干、向上しましたが3年生存率が約3%という厳しい現実が待っています。この膵臓癌に対し、CSクリニックでは免疫活性化血管内治療による免疫療法に加え、遺伝子治療というタチの悪い癌ほど有効性が期待できる先進的治療で対抗しています。
腹痛があり病院にてしばらく腫瘤形成性膵炎と診断されていた方です。熱が出て黄疸(皮膚が黄色くなること)がでてきたため、ERCP(内視鏡による胆管と膵管の造影検査)等の精査にて膵頭部癌、そして肝臓に転移もしていると診断されました。胆管にステントを挿入して黄疸の処置をしたあと、抗がん剤による治療を第1ク-ル終了しました。そしてセカンドオピニオンにてCSクリニックに来院されました。膵癌の治療と同時に肝臓転移の治療も行いました。p53遺伝子を使った遺伝子血管内治療です。遺伝子治療はがんの部分に直接、遺伝子を注入してやる必要があります。カテーテルをつかって直接がん細胞内に遺伝子を注入します。

①1回目の遺伝子治療では胃の裏に大きな膵臓癌が認められました。
②、③、④ 2-4回目と遺伝子血管内治療をたたみかけるように行い、遺伝子をカテーテルで腫瘍内に注入しました。徐々に腫瘍は縮小しています。
⑤1回目の遺伝子治療のときにはすでに肝臓に多くの転移が見つかりました。白くリング状に染まっているのが肝転移です。
⑥、⑦ 2回目、3回目のときには1回目の遺伝子血管内治療で死んだガン部分が黒くなっています。











