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2013年12月02日

ファルモルビシン-リピオドール-TACEが正式に保険適用されました

 

 夏のような暑さから冬の寒さへと、急激な気温の変化で体調を崩しておられる方が多くみられます。気候の変動は早いですが、医療政策の変化はゆっくりとしております。免疫療法の飛び込みのブログです。

 

 先日、日本IVR学会薬事委員会から、抗がん剤を使った血管内治療に関する下記の報告が会員に対してありました。


『さる11月22日、「ファルモルビシンR注射用10mg・50mg」(一般名:エピルビシン塩酸塩、ファイザー株式会社)が肝癌に対する肝動脈化学塞栓療法(TACE)に関する用法・用量追加の承認を取得したことに伴い、同日「リピオドールR480注10mL」(一般名:ヨード化ケシ油脂肪酸エチルエステル注射液、ゲルベ・ジャパン株式会社/ 販売テルモ株式会社)の添付文書がTACEを含むものに改訂されました。これにより、ファルモルビシン-リピオドール-TACEが正式に保険適用となり、われわれの長年の念願が実現しました。』

 

 これは私が、1989年にフランス、パリ開催の国際放射線学会で2等賞の表彰をいただいた『区域性肝動脈門脈油性塞栓化学療法』が、24年経って、やっと保険収載されたということです。まさに、この薬剤を使って、私は、長年抗がん剤を用いた動脈塞栓療法をしていました。

現在CSクリニックで行なっている血管内治療の原型となった動脈塞栓療法で、原発性肝細胞ガンにおける優れた治療法です。国際学会での受賞も、その有用性を証明したからであると思っています。
しかし、当時から保険適応がなく、苦労しながら治療した記憶があります。また、大変な優秀な治療ですが、転移性の肝臓がんには充分な効果がなく、受賞の後も新しい治療法を模索し続けていました。そして、10年後にやっと現在行っている免疫活性化血管内治療の原型に行き当たることができました。その後、特許を取得することができて、多くの種類のがんの治療が可能となっています。

これからも、免疫活性化血管内治療の保険適応を目指して努力してまいりますが、『区域性肝動脈門脈油性塞栓化学療法』が治療開始後30年近く、やっと保険適応になったということを考えますと、長い道のりを覚悟しなくてはならないと身を引き締めております。

 

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